ごあいさつ
第35回高崎音楽祭の開催にあたって
皆様、本日は高崎音楽祭にご来場いただき、誠にありがとうございます。この音楽祭は1990年に始まり、地域の皆様に支えられながら、35回目の開催を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
高崎音楽祭は、市民の皆様に音楽の素晴らしさを届けたいという思いからスタートし、今では「音楽の街 高崎」を象徴するイベントとして市内県内だけでなく全国の音楽愛好者の皆様にも定着してまいりました。今年もその伝統を大切にしつつ、新たな挑戦とともに、多彩なアーティストによる素晴らしい公演をお届けいたします。
オープニングを飾るのは、沼尻竜典指揮による群馬交響楽団です。地域を代表するオーケストラが壮大な幕開けを演出します。グラミー賞ミュージシャンでブラジル音楽界の巨星ジルベルト・ジルが、日本ツアーの最後公演として登場。音楽祭の歴史に残る伝説の一夜となることでしょう。さらに、佐野元春& THE HOBO KING BAND に よる「Smoke & Blue 2024」、そして石川さゆりプレミアムコンサートも楽しみにしていただければと思います。
昨年好評を博した「ダイニングノーツ」も再び開催します。これは、音楽とともに食事も楽しめるという贅沢な空間を楽しむコンサートです。今年も阿川泰子、SOIL & “PIMP”SESSIONS、馬場智章といった豪華なアーティストが登場します。グラスを片手に、大人のための上質な時間をお楽しみください。
そしてジャズ界のレジェンド・渡辺貞夫が大友直人と群馬交響楽団と共演する特別なステージが待っています。この一夜限りの共演は、音楽祭ならではの貴重な体験となることでしょう。ゴスペラーズによるビッグバンドコンサートも見逃せません。彼らの力強くも美しいハーモニーとビッグバンドの壮大なサウンドを大劇場で堪能してください。
今年は「LOVE PSYCHEDELICO」や「Chara ×Ovall」といったアーティストも登場し、個性豊かな音楽が高崎の秋を彩ります。また、「TOWA TEI×tofubeats× 中村佳穂」や「土岐麻子 × 和田唱」など、ジャンルの垣根を超えたコラボレーションも見どころです。
家族向けには「高崎こどもコンサート」があり、0歳から楽しめるオーケストラ公演が予定されています。子どもが泣いても走り回っても安心して楽しめる、この特別な空間は家族全員にとって素晴らしい思い出となるはずです。
最後に、この音楽祭の開催にあたり、多大なるご支援をいただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。音楽祭にご参加の皆様が、ここ高崎で新しい音楽との出会いを通して、心に残る感動と共感をお持ち帰りいただけることを願っております。どうぞ「第35回高崎音楽祭」を存分にお楽しみください。
高崎音楽祭委員会 会長
児玉正蔵
高崎市長
富岡賢治