高崎音楽祭 Special Jazz Night
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス × バティスト・トロティニョントリオ

日本が世界に誇るジャズピアニスト上原ひろみ率いるスーパージャズトリオと、フランスの若手ナンバーワンピアニスト率いるバティスト・トロティニョントリオとの豪華共演が高崎音楽祭で実現!

  • 日時:9月11日(木)18:00開場 19:00開演
  • 会場:群馬音楽センター
  • 出演:上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス
    バティスト・トロティニョントリオ
  • チケット:6,500円 (全席指定)

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プロフィール

上原ひろみ
1979年静岡県浜松市生まれ。6歳よりピアノを始め、同時にヤマハ音楽教室で作曲を学ぶ。17歳の時にチック・コリアと共演。 1999年にボストンのバークリー音楽院に入学し、2003年にジャズの名門テラークからアルバム「Another Mind」で世界デビュー。 2010年に「スタンリー・クラーク・バンド feat,上原ひろみ」が第53回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。 2013年には日本人初のニューヨーク・ブルーノートでの10年連続となる一週間公演を成功させるなど、世界を舞台に毎年約100日150公演の ツアーを続けている。2014年5月には、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトfeat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップスとしてのニューアルバム 「ALIVE」をリリース。

アンソニー・ジャクソン
1952年6月23日、ニューヨーク生まれ。1972年頃からN.Y.のスタジオ・ミュージシャンとして活動を始め、75年にはロバータ・フラックのバンド・メンバーとして来日。その後、アル・ディメオラ、デイヴ・グルーシン、スティーヴ・カーンなどのグループへ参加。さらに、リー・リトナーの77~78年作『ジェントル・ソウツ』への参加により、その実力とともに知名度を不動のものとした。以来、30年以上にわたり、ジャズ/フュージョン・シーンに限らず、さまざまなアーティストのレコーディングをこなすベース・プレイヤーとして、数々の名演を残してきた。フォデラ社の6弦ベースを絶妙にコントロールする彼のプレイは、ファンのみならず、ジャンルを超えた世界中のミュージシャンをも魅了し、共演のオファーは耐えない。

サイモン・フィリップス
1957年2月6日、イギリス・ロンドン生まれ。ジャズ・バンドのリーダー兼クラリネット奏者であった父親の影響で3歳半でドラムを始め、6歳の時には父親のバンドのレコーディングに参加。12歳からの4年間は、父親のバンドのライブやレコーディングをすべてこなす専属ドラマーとして活躍。16歳の時、父親の死をきっかけにミュージシャンとして独立、ロンドンを中心にさまざまなセッションへ参加。70年代~80年代に共演を重ねたジェフ・ベックとのステージで見せるたぐい稀なテクニックでロック・ファンを圧倒、広く音楽ファンへも知られる存在となり、1992年からはロサンゼルスへと拠点を移動し活躍。マイケル・シェンカー、スティーヴ・ルカサー等との共演に加え、超人気グループTOTOに、故ジェフ・ポーカロの後任として参加するなど、数々の素晴らしいミュージシャンと数えきれない名演奏やレコーディングを残してきたスーパー・ドラマー。レコーディング/ミキシング・エンジニアとしての活動にも定評がある。2014年5月にはニューアルバム『プロコトルII』をリリースし話題となった。

バティスト・トロティニョン
1974年パリ近郊生まれ、人気、実力ともにヨーロッパのトップに位置するジャズ・ピアニスト
マーシャル・ソラール国際ジャズピアノコンクール優勝(2002年)、ジャンゴ・ドール賞(2001年)など、ヨーロッパの数々の主要な賞を受賞。日本では、2000年、デビュー作「Fluide」が、輸入盤店中心に爆発的なヒットとなった。以降、トリオ作、ソロ作に取り組み、2003年春にリリースしたソロ作品は全世界で15,000枚の売上を記録。2009年からはマーク・ターナーを始め現代ジャズ・シーンにおいて最も才能を評価されるNYのアーティストを迎えた諸作品をリリースし、全世界レベルで注目を集めている。フランスを代表する若手として最も期待を集めるピアニスト バティスト・トロティニョン。最新作『HIT』を携えての来日には期待が高まる。

  • 上原ひろみ©Muga Miyahara
  • アンソニー・ジャクソン
  • サイモン・フィリップス
  • バティスト・トロティニョン©Franz Galo

辻井伸行&オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮:パスカル・ロフェ

指揮者変更のお知らせ (2014.9.4)

  • 9月12日(金)18:00開場 19:00開演
  • 会場:群馬音楽センター
  • チケット:S席7,000円 / A席6,000円 / B席5,000円(全席指定)
  • 出演:パスカル・ロフェ(指揮)、辻井伸行(ピアノ)
       オーケストラ・アンサンブル金沢(管弦楽)
       ※辻井伸行はピアノ協奏曲に出演します。
  • 曲目:フォーレ 組曲「ペレアスとメリザンド」op.80
       ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調(独奏:辻井伸行)
       ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
       ビゼー  交響曲 ハ長調

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プロフィール

辻井伸行
東京生まれ。2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。11年11月にはカーネギー・ホールの招聘でリサイタル、12年5月にはアシュケナージの指揮でロンドン・デビュー、7月にはゲルギエフの指揮でサンクト・ペテルブルクにデビュー。13年7月にはイギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」に出演し「歴史的成功」と称賛された。14年1月にはオルフェウス室内管弦楽団との共演によるカーネギー・ホール再登場、3月にはゲルギエフの指揮でミラノ・スカラ・フィルとの初共演、4月にはパリ・デビュー・リサイタルが大反響を呼んだ。5月以降もヨーロッパとアメリカでの注目の公演が数多く予定されている。
07年よりエイベックス・クラシックスより継続的にCDを発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても注目され、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」受賞。
増山真佐子、川上昌裕、川上ゆかり、横山幸雄、田部京子、干野宜大各氏に師事。
11年3月、上野学園大学演奏家コースを卒業。09年、文化庁長官表彰(国際芸術部門)。10年、第11回ホテルオークラ音楽賞及び第1回岩谷時子賞受賞。13年、第39回日本ショパン協会賞受賞。
オフィシャル・サイト http://www.nobupiano1988.com/

パスカル・ロフェ Pascal Rophé
パリ国立高等音楽院を卒業し、1988年ブザンソン国際コンクールに優勝してデビュー。その後アンサンブル・アンテルコンタンポランで修行を積み、現代音楽の権威としての地位を確立。ダラピッコラ、デュティユー、デュサパンなどの作品もレコーディングして高い評価を得ている。パリ管、BBC 響、サンタ・チェチーリア管などに定期的に客演し、N 響も指揮。オペラでも、リヨン歌劇場、ジュネーヴ歌劇場、ローマ歌劇場などで《ペレアスとメリザンド》《カルメル派修道女の対話》などを指揮している。
20世紀音楽の最も良き理解者として欧州各地のオーケストラや音楽祭に招かれているパスカル・ロフェは、パリ国立高等音楽院を卒業後、1988年にブザンソン国際指揮者コンクールに優勝してデビュー。その後、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンと共にアンサンブル・アンテルコンタンポランを指揮し、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団の客員指揮者を努めたことで現代音楽の権威としての地位を確かなものにした。
フランス国内においてフランス国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、リヨン国立管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、パリ管弦楽団、フランス国外においてはモンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、アイルランド国立交響楽団、RAI国立交響楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団などに定期的に客演している。また2009/10シーズンにはアイルランド国立交響楽団、ソウル・フィルハーモニックBBCウェールズ交響楽団、そして東京ではNHK交響楽団を指揮した。
オペラにおいてはグラインドボーン・ツーリング・オペラで「ペレアスとメリザンド」、ローマ歌劇場において「タイス」、そしてブダペスト春の音楽祭で「さまよえるオランダ人」と「カルメル派修道女の対話」などを指揮した。また現代オペラにおいては、ジュネーヴ大劇場においてミカエル・ジャレルの「ガリレオ」、パリ・シャトレ座において「エロイズとアベラール」、リヨン歌劇場においてミシェル・ルヴェルディの「メディア」、シテ・デラ・ミュジクにおいてブルーノ・マントヴァーニのL'Autre Côtéを指揮するなど活発に活動している。2011年にはバスティーユのパリ・オペラ座でマントヴァーニの新作オペラの世界初演を指揮した。
 ロフェはエリック・タンギー、チエリ・エスケシュ、パスカル・デュサパン、イヴァン・フェデーレ、ミカエル・ジャレル、ルイージ・ダッラピッコラ、ジョセフ・ジョンゲン、サン=サーンス、デュティユー(2008年5月のショク賞を受賞)などの作品を録音し、高い評価を得ている。2010年に録音したデュサパンの「オーケストラのための7つのソロ」全曲は世界初録音である。
 昨2012年にはラ・フォル・ジュルネ音楽祭(東京・びわ湖)への出演のため来日し、大阪フィルハーモニー交響楽団、東京音楽大学学生オーケストラを指揮した。

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
1988年、世界的指揮者、故岩城宏之が創設音楽監督(現在、永久名誉音楽監督)を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。2011年金沢駅前に開館した石川県立音楽堂を本拠地とし、世界的アーティストとの共演による定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約100公演を行っている。これまでにシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノフェスティヴァル(フランス)など音楽祭からの招聘を含む16度の海外公演を実施。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(現コンポーザー・オブ・ザ・イヤー)制を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化している。ジュニアの指導、学生との共演、邦楽との共同制作などオーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。ドイツグラモフォン、ワーナーミュージックジャパン、エイベックスなどメジャーレーベルより90枚を超えるCDを発売。07年1月より、指揮者の井上道義を新音楽監督に迎え、新たな活動を展開し、注目を集めている。08年より毎年開催されている世界的音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢」の中心的役割を担っている。

  • 辻井伸行
    辻井伸行©Yuji Hori
  • パスカル・ロフェ
    パスカル・ロフェ
  • オーケストラ・アンサンブル金沢
    オーケストラ・アンサンブル金沢

高崎音楽祭 Jazz meets Symphony
ランディ・ブレッカー&マイク・スターンバンド with 群馬交響楽団

群馬交響楽団が、今年は世界的なジャズ・ミュージシャンと共演。第一部では、ジャズ界のトップ・ギタリストで日本でも絶大なる人気を誇るマイク・スターンと群馬交響楽団が初共演。グラミー賞受賞アレンジャーがアレンジした楽曲を世界初披露。
第二部では、世界的に著名なトランペット奏者、ランディ・ブレッカーが、今年のグラミー賞を受賞したアルバム「Night in Calisia」の楽曲を群馬交響楽団と共演。

  • 9月14日(日)17:00開場 18:00開演
  • 会場:群馬音楽センター
  • チケット:6,000円(全席指定)
  • 出演:ランディ・ブレッカー(トランペット)
       マイク・スターン(ギター)
       大友直人(指揮)
       ライオネル・コーデュー(ドラム)
       トム・ケネディー(ベース)
       群馬交響楽団(管弦楽)
  • 【スペシャルゲスト】
       ヴオデック・パヴリク(ピアノ)

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プロフィール

ランディ・ブレッカー
1945年フィラデルフィアの音楽一家に生まれ、幼い頃から、音楽の才能を育んできた。インディアナ大学卒業後にニューヨークへ移住。1975年弟のマイケル・ブレッカー(ts)と共に“ブレッカー・ブラザーズ”を結成。第1作品目はランディー自ら作曲とアレンジ、プロデュースを行い、“サム・スカンク・ファンク”をフィーチャーした作品となった。強力なインパクトと影響力のあるそのバンドは、1981年までの約6年間で6枚のアルバムをリリース、7つのグラミー賞にノミネートされた。1981年に一旦解散するも、1992年再結成「The Return of the Brecker Brothers」を作成、その作品で3つのグラミー賞にノミネート、さらにその後1994年に発表した「Out of the Loop」にて念願のグラミー賞2冠を達成した。ポーランドのピアニスト兼作曲家であるWlodek PawlikとKalisz Philharmonicと共に録音をした「Night in Calisia」が2013年度グラミー賞を受賞。40年のキャリアを持つ今も、数々の新プロジェクトに取り組むランディーの活動はとどまることを知らない。

マイク・スターン
マイク・スターンは、30年に渡るキャリアと、幅広くかつ革新的な作品で、6度のグラミー賞ノミネートを記録。最高のジャズ・フュージョンギタリスト、そして作曲家として、その地位を確立させてきた。1953年1月、ボストンで生まれたスターンは、ワシントンDCで育ち、バークリー音楽大学へ入学。大学を卒業し、22歳で彼はブラッド・スウェット&ティアーズのギタリストとして活動を始める。1981年、マイルス・デイビスが活動を再開する際、彼のバンドメンバーとして重要な役割を務めて欲しいと、本人直々に招集され、偉大なジャズの巨匠達と共にレコーディングに参加した。1992年にマイケル&ランディ・ブレッカー率いる、ブレッカー・ブラザーズ・バンドが再結成されると同時に、バンドへ参加。その後も様々なアーティストと活動し、参加した作品が何度もグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けてきた。2012年6月にリリースされた『All Over the Place』は、スターンの最新レコーディング作品。華やかなゲストが演奏を彩っている。

ヴオデック・パヴリク
1958年生まれ。ピアニスト、作曲家。ワルシャワのショパン音楽アカデミーにてクラシックピアノをバルバラ・ヘッセ=ブコフスカに師事、1984年に卒業。さらにジャズ作曲、理論、編曲をハンブルク音楽演劇大学(ドイツ)にて学び、1990に卒業する。ダンケルク国際ジャズコンペティション(1984年フランス)の器楽家部門での最優秀賞、モナコでのインターナショナル・コンポーザー・コンペティション(1988年)で優秀賞など、国内外の多数のコンクールで数々の受賞歴がある。
自身の名義でこれまでに21枚のレコーディングを発表、ハーグでのノース・シー・ジャズフェスティバル(1998年)、アテネのヨーロピアンユニオン・ジャズフェスティバル(2006年)など名声のある一流ジャズフェスティバルで、またヴロツワフのヴィラティスラヴィア・カンタン(2003年、Misterium Stabat Materで)などクラシック音楽フェスティバルでも演奏している。アーティスト活動とレコーディング作品により、メディア(2002年、オーストラリアでのツアーを同国日刊新聞ジ・エイジが絶賛)、専門雑誌(評論で有名なダウンビート誌がランディ・ブレッカーとのアルバム“Turtles”を素晴らしいと高く評価)における存在感を確立した。彼はまた、交響曲(ピアノコンチェルトを含む)、ヴォーカル・インストゥルメンタル形式(2007年、ワルシャワのポーランド国立歌劇場で初上演されたオペラ“Via Sancta”やシェイクスピアのソネットのための楽曲)、バレエ(“Flow”)、劇場や映画のサウンドトラック(“Crows”)、1996年と1988年(アクワリアム・ジャズクラブで)、さらに2001年(ジャジーマガジン誌で)ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。また、“Misterium Stabat Mater”で2005年フレデリック賞、ジャズ・ロック最優秀プロジェクト部門でトリオアルバム“Anhelli”が2006年ポーランド国営テレビ文化チャンネル賞、歴史あるグディニャのポーランド映画祭において“Rewers”で最優秀映画サウンドトラック賞を受賞。同サウンドトラックは、ポーランド映画界の大賞である2010年オーリー(鷹)賞を受賞するなど、彼の作品は多数の賞を受賞している。
2008年には、トランペッターのランディ・ブレッカーとアルバム“Tykocin Jazz Suite”を収録、ポーランドのポーランドラジオと、アメリカのサミットレコードよりリリースされた。このアルバムはポーランドとアメリカで、その年のジャズ評論家によるランキングで高く評価され、フィラデルフィア・インクワイアでジャズ部門最優秀、ポーランドでは2009年フレデリック賞の最優秀ジャズアルバムでノミネート、ヴオデック・パヴリクとしてジャズ・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされる。 “パヴリクはジャズのウラディミール・ホロヴィッツだ。独特の世界を持つ、奇才。全ての人が彼のプレイを聴くべき。”
ーー エリック・ファント・グローンウッド“Who is Who”、ノースシージャズマガジン(1998)
“ヴオデック・パヴリクが発表した極上のアルバム[“Turtles”] (...) このレコーディングに収録されている音楽は、確かに上質なモダンジャズと言えるだろう。”
ーー フランク・ジョン・ハドレー、ダウンビート(1997)
“ジャズアワーにヴオデック・パヴリクトリオが出演 (...)極上のテクニックと素晴らしい即興”
ーー クラウス・ベルガ、ハンブルグ・アーベンブラット
“Nostalgic Journey: Tykocin Jazz Suiteはランディ・ブレッカーの新しいサウンドとヴオデック・パヴリクを世に知らしめるという点で最高のCDである。”
ーー ダン・マクレナガン、オール・アバウト・ジャズ
“上質で予測できないストーリー(…)、全てが素晴らしく、ジャズに彩られたスコアに融合している。”
ーー “Rewers” - シェリ・リンデンによる映画作品レビュー、ハリウッドレポーター

大友直人
現在、群馬交響楽団音楽監督、東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団ミュージックアドバイザー。また、2004年から8年間にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を務めた。
在京オーケストラの定期演奏会にとどまらず、これまでにコロラド交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団などに招かれ、2012年3月にはハワイ交響楽団のオープニングコンサートを指揮、同年6月にはロレーヌ国立管弦楽団の定期公演に客演。絶賛を博し、欧米での活躍にも大きな期待が寄せられている。
オペラにも力を入れており、1988年日生劇場における《魔弾の射手》でのオペラデビュー以来、オペラの指揮も高く評価されている。特に、2006年8月にプッチーニ音楽祭にて三枝成彰作曲オペラ《Jr.バタフライ》や、2013年1月には同作曲家のオペラ《KAMIKAZE-神風-》世界初演を行い、大きな話題となった。
クラシックと他のジャンルとのコラボレーションによる新たな音楽シーンを発信している。クラシック専用ホールである東京文化会館でポピュラー・コンサートをプロデュースしたり、既成のジャンルや表現形式に捉われない新しい形の舞台芸術をプロデュースするなど、音楽プロデューサーとしても新しい音楽シーンを牽引している。
教育的活動にも力を注ぎ、「こども定期演奏会(東京交響楽団)」を行うほか、国際音楽セミナー「ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン」を盟友である指揮者アラン・ギルバートと毎年開催するなど、活発な活動を行っている。
2000年第8回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、2008年第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。

群馬交響楽団
1945年 、戦後の荒廃の中、文化を通した復興を目指して「高崎市民オーケストラ」が創設され、 翌年 「群馬フィルハーモニーオーケストラ」、 1963年には「財団法人群馬交響楽団」、2013年4月より「公益財団法人群馬交響楽団」と改称し、音楽監督に大友直人が就任した。
1955年、「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開されると群響は全国的に注目を集め、翌年には群馬県が文部省から全国初の「音楽モデル県」に指定された。さらに1961年、市民の全面的な支援を受けて高崎市に群馬音楽センターが建設され、これを拠点としてさらに幅広い活動が展開された。また、1947年5月から始めた移動音楽教室では、2009年度までに延べ600万人以上の児童・生徒が鑑賞しているのをはじめ、県内各地で演奏活動を展開し、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されている。
1994年には「プラハの春国際音楽祭」、 「ウィーン芸術週間」 から同時に招待を受け、 当時の音楽監督である高関健指揮のもと欧州4カ国を巡る海外公演を実現した。翌年には50周年記念委嘱作品「オーケストラのための遠景Ⅱ」(細川俊夫作曲)を東京・群馬で初演し、高い評価を得た。
2003年10月にはNHKテレビ番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で楽団の草創期が紹介された。また、2004年11月には天皇皇后両陛下、デンマーク国女王陛下同王配殿下をお迎えしての移動音楽教室を開催し、2005年4月にはNHK朝の連続テレビ小説「ファイト」の主題曲を担当し話題となった。
創立70周年に向け大友直人音楽監督のもと、定期演奏会、移動音楽教室はもとより幅広い音楽活動を展開している。

  • ランディ・ブレッカー
    ランディ・ブレッカー©Merri Cyr
  • マイク・スターン
    マイク・スターン©Sandrine Lee
  • ヴオデック・パヴリク
    ヴオデック・パヴリク
  • 大友直人
    大友直人©Rowland Kirishima
  • 群馬交響楽団
    群馬交響楽団