2014年／122分　アメリカ　PG12
監督：ビル・ポーラッド　出演：ジョン・キューザック

ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン初公認の自叙伝的作品。
数々のヒット曲と共に、豊かで繊細な人生を描きます。必見の音楽映画。

1960年代「サーフィン・U.S.A.」をはじめとするヒット曲により人気の頂点にいたザ・ビーチ・ボーイズ。当時のリーダーでその作曲の大半を手がけていたブライアン・ウィルソンは、次々と期待される新曲ヒットへのプレッシャーにおしつぶされてしまい、いつしかアルコールとドラッグに依存するようになっていた…。20年あまりが経っても、いまだ低迷から抜け出せないブライアンだったが、ある日美しく聡明な女性メリンダに出逢い、人生の再起を願うようになる。
「ザ・ビーチ・ボーイズ」のブライアン・ウィルソンの半生を映画化。時代を超えて愛される数々の名曲を背景に、偉大なるアーティストの、波乱で豊かな人生を描く。

美輪明宏「ロマンティック音楽会」開催を記念して、美輪明宏さんの魅力を十二分に伝えてくれる２作品を上映します。
特に『黒蜥蜴』は３５ミリフィルムの上映。スクリーンに浮かび上がる人間力溢れる美しさは、何物にも代え難いものがあります。どうぞお楽しみに。

■黒蜥蜴

1968年　87分　監督：深作欣二

江戸川乱歩の同名小説を題材に、三島由紀夫が戯曲化したものが原作となっている。探偵明智小五郎と、女賊・黒蜥蜴との攻防が、スリリングに描かれると同時に、世間の秩序を越えて惹かれ合う２人のラブストーリーも見所。
本作の映画化にあたって、原作戯曲を手がけた三島由紀夫の強い要望により、女賊黒蜥蜴に美輪明宏が起用された。

■美輪明宏ドキュメンタリー 黒蜥蜴を探して

フランス　2010年　63分
監督：パスカル＝アレックス・ヴァンサン

深作欣二監督作品『黒蜥蜴』を観たアレックス監督は、妖艶なヒロインを演じる美輪明宏さんに魅了され、本作を企画。
美輪明宏という人物は何故これほどまでに人を魅了してやまないのか。関係者や本人のインタビューから、その魅力に迫る一作。