古都金沢×楽都高崎
夢幻の宵

重要無形文化財総合指定保持者で高崎出身の観世流能楽師・下平克宏が、金沢を中心に全国で活躍する下掛宝生流ワキ方能楽師・殿田謙吉を共演に迎え、源氏物語の大曲「野宮」を演じます。
さらに、日本国内のほか海外にも活躍の場を広げている紫派藤間流舞踊家・ 藤間信乃輔が、群馬交響楽団と競演し、日本と西洋の伝統文化の融合を図ります。

  • 日時:9月30日(水) 18:30開演(18:00開場)
  • 会場:髙崎シティギャラリーコアホール
  • 料金:3,000円(全席自由)※高崎市プレイガイドのみで販売
  • 出演:下平克宏(能楽師)、殿田謙吉(能楽師)、
    藤間信乃輔(舞踊家)、群馬交響楽団カルテット
  • チケット発売日:7月9日(木)

プロフィール

■下平 克宏
観世流準職分、重要無形文化財総合指定保持者。
㈳日本能楽会会員、㈳観世会会員、公益社団法人能楽協会会員、東京芸術大学卒。
演能の会を主宰し自身の研鑽と能楽の普及に努める。東京を中心に演能活動をする。
地元では高崎薪能、前橋薪能、桐生新里薪能、渋川能、新町能、玉村能、大間々せいりう能にてシテを勤める。濤詠会を主宰し指導にあたる。
高崎市出身
ぐんま観光特使

■殿田 謙吉
下掛(しもがかり)宝生流 ワキ方。
1959年(昭和34年)石川県金沢市に生まれる。東京都練馬区在住。
殿田保輔(やすすけ)の長男。宗家 人間国宝の宝生 閑及び父に師事。 東京芸術大学 音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。
公益社団法人 能楽協会 東京支部常議員。日本能楽会会員。
重要無形文化財総合指定保持者。
いしかわ観光特使。

■藤間 信乃輔 紫派藤間流師範
石川県金沢市在中8歳より藤間勘紫乃師に日本舞踊を学ぶ。
平成6年初世家元藤間紫師より藤間信乃輔の名を頂き、平成9年師範を許される。16歳での東京国立大劇場出演を機に日本の古典芸能に興味を持つ。NHK地上波開局記念番組でCGアーティスト河口洋一郎氏・東儀秀樹氏と共演。2006年西京極スタジアムにてJリーグ開幕戦に観客の声援のみで踊る。現在、日本舞踊を中心に、様々なジャンルとのコラボレーションを展開中。東京歌舞伎座、国立劇場をはじめ伊勢神宮 内宮・外宮での奉納舞踊、パリエリゼモンマルトルにて伊東五郎ヘアーショウ・ロンドン ドルリレーン王立劇場にて「アマテラス」にて山口小夜子氏と共演・テキサス・韓国・台湾など国内外の舞台に出演。2008年より島根県松江市「松江武者行列」を振付、指導する。石川県白山市では、田に感謝する祭り「古に新あり 田想い感舞」群馬県高崎市の洞窟観音にて高崎市金沢市友好交流都市締結記念公演「悠久の魂・水上舞台」を5年間継続。
2009年伝統と現代を結ぶ「和こころ舞DVD」を発表。全国各地でワークショップを開催。同年、都内で行われた日本初のTED×Seedsに登壇。精力的に活動する中、被災地への訪問、支援活動を継続している。2012年より福井県にて「こしの都 子供伝統芸能交流祭」の監修を務める。石川県、福井県、東京都、福島県、に稽古場を開設。また、石川県、福井県内の保育園を指導、京都造形芸術大学 の講師を勤める。
加藤雅也主演「さくらさくら」渡辺裕之主演「HAPPYメディアな人々」「桜田門内の変」に出演。2013年より雑誌「アクタス」にて和の輪を連載中。2014年石川県白山市政功労文化賞を受賞。2015年、京都阿弥陀寺にて434年目を迎えた織田信長公法要「信長忌」に舞踊奉納。10月に遷宮を迎える上賀茂神社にて宮本亜門氏制作の式年遷宮奉納舞台に出演予定。東京国立劇場・石川県立音楽堂・ドイツ・等の多数の舞台出演が決まっている。

■群響カルテット メンバープロフィール

-第1ヴァイオリン-
渡会 裕之

群馬交響楽団ヴァイオリン奏者。国立音楽大学卒業。在学時、学生オーケストラのコンサートマスターとして、同大学主催の定期演奏会や、著名な指揮者(ヘルベルト・ブロムシュテット氏、故オットマール・スイットナー氏など)を招いての公開レッスンで演奏。また卒業時に大学より最優秀の成績を修めた男子学生に送られる谷田部賞を受賞。よみうり新人演奏会( 於 ; 東京文化会館)に出演。ヴァイオリンを渡辺栄治、風岡裕、風岡優、石橋洋子の各氏に師事。また草津国際アカデミー&フェスティバルにおいて、豊田耕児、故インゴ・ジンフォッファー、ジェラール・プーレ、ウェルナー・ヒンクの各氏より、ソロ・ヴァイオリン及び室内楽の指導を受ける。1987年より群馬交響楽団に在籍し、オーケストラ活動の他、ソロや弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者として幅広く演奏活動をしている。
2000年、2007年、2012年に高崎市と徳島市でピアノとヴァイオリンのデュオ演奏会を開く。また2010年~2015年にかけて軽井沢紀之鳥ホールにてベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲を演奏。

-第2ヴァイオリン-
筒井 志帆

香川県出身。4歳よりヴァイオリンを始める。香川県立高松高校を経て、東京藝術大学音楽学部卒業。ヴァイオリンを藤野妙子、服部芳子、岡山潔、漆原朝子の各氏に、室内楽を菅沼準二、岡山潔、大関博明、北本秀樹の各氏に師事。2007年より群馬交響楽団に所属。第20回アフィニス夏の音楽祭、第30回草津夏期国際音楽アカデミー等に参加。2014年夏に渡独。1年間のHamburg滞在にて、Stefan Wagner氏及びAdrian Iliescu氏に師事。

-ヴィオラ-
田岡 幸子

2歳よりヴァイオリンを始める。東京音楽大学入学時にヴィオラに転向する。これまで、兎束俊之、クロード・ルローン各氏に師事。ヴィオラ・スペースの公開マスタークラスで店村眞積氏のレッスンを受ける。在学中にパシフィック・ミュージック・フェスティバルに参加。2004年12月に群馬交響楽団に入団する。

-チェロ-
中田 英一郎

埼玉生まれ。5歳よりピアノを始め、12歳よりチェロを宮澤政司氏の手ほどきで始める。
東京音楽大学卒業、同研究科修了。在学中にオーディションによる定期演奏会に出演、また選抜オーケストラによるアメリカ演奏旅行にも参加。最近ではオーケストラ、室内楽の他に色々なジャンルのバンドにも参加し、活動範囲を広げている。これまでに、チェロを故堀江泰、故徳永兼一郎、苅田雅治の各氏に師事。2001年6月、群馬交響楽団に入団。

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