機械は記録をもとにシーケンスを正確にトレースする。 記憶よりも鮮明に音や光を再現し、時の流れとは無関係に永遠のパフォーマンスを実現する。 この作品は本来一夜限りであるステージを再現し、再生し続ける演者であり 過去の記憶を呼び起こすトリガーとして機能する追憶のための舞台装置である。
国内外の展覧会や紅白歌合戦のテクニカル演出で知られる世界的な技術集団「Rhizomatiks」と業界騒然のニューものづくり工場「TASKO」のコラボレーションによるインスタレーション。自動演奏ピアノとロボットアームから奏でられる、音楽と映像の実験的なステージです。楽曲はアートチーム「invisi-dir」が制作。日本を代表するアーティスト集団が生み出す「まだ見ぬ世界」をお楽しみください。
日時 | 2021年9月23日(木・祝)〜30日(木)午前11時~午後8時 [休み] 9月25日(土)、その他 機材調整のため9月24日(金)は午後4時まで、26日(日)は午後3時から、最終日の30日(木)は午後5時まで |
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会場 | 高崎芸術劇場 スタジオシアター |
観覧料 | 無料 |
製作 | Rhizomatiks × TASKO |
楽曲制作 | invisi-dir |
お問合せ | 高崎音楽祭事務局 TEL: 027-322-9195 |
Rhizomatiks
ライゾマティクスは、2006年の設立以来、常に人とテクノロジーの関係を探求し、メディアテクノロジーを駆使して様々な表現を生み出してきたクリエイティブファームです。アイデア・コンセプト、ハード/ソフト開発からオぺレーションに至るまで一貫して取り組むフルスタック集団であり、アーティスト、デザイナー、プログラマーや建築家、研究者など、様々なバックグランドを持つメンバーで構成されます。その名の由来のrhizome(地下茎)のように、上下の関係ではなく領域横断的に拡がりながら繋がりを作り出し、メディアアートの領域を超えて、新たな表現や社会実装を実現し続けています。
TASKO.inc
TASKO(タスコ)は、2012年に結成されたクリエイティブ・アートカンパニーです。美術、舞台制作、プロデュース、設計制作、デザイン&ウェブ…それぞれの専門スタッフとスキルの結集、さまざまな素材と手法…ユニークな提案力と確かな技術力で、業界騒然の「ニューものづくり工場」として、新しいものづくりに挑戦し続けています。
invisi-dir
invisi-dirはアートチームです。「見えないものこそ大切だ」を信条とするクリエイティブチームのインビジが表現として、新しい視点での表現に挑戦するクリエイティブユニット。 MusicとArt、そしてTechnologyやPhysics、Philosophyといった領域を横断しながら「表現」を行うチームです。コラボレーターを交えてリサーチやプロトタイピングを行い作品をつくり、音楽の新しい視点をつくることをテーマとしています。